シカゴ近郊生活と米国株

会社の辞令にて2019年夏からシカゴ近郊での生活を始めました。仕事や旅行で訪れるアメリカの様々な観光地やレストランについて書いていきます。また知識もなく分析等に時間をかけない私でも米国株で儲けることができるのか実証実験をしています。具体的な銘柄をもとに日々の株価変動について書いていきます。

私の英語の実力について ー勉強大嫌いな怠け者がどのようにアメリカ駐在員になったのかー

アメリカ駐在員の私ですが、英語の実力はどの程度なのか。

今回はこの点について書きたいと思います。

 

そもそも日本で生まれ育った私は、一度も海外で長期の生活をしたことがありません。

長くても観光で約一週間フィリピンやオーストラリアに行ったことがあるくらいです。

従い、帰国子女でもなければ、留学経験もありません。

 

では学生の頃に勉強を頑張ったのか。

学生時代にほとんど勉強をしていませんでした。

 

中学生の頃は塾には通っていましたが、入学した高校の偏差値は40台で、その高校の中でもせいぜい位置づけは真ん中。高校時代はもっぱら部活に勤しんでいました。

 

ただ何となく高校を卒業したら大学に行こうと思い、大学受験をするも全く受験勉強をしていなかったので失敗。浪人することになりました。

 

浪人しても怠け者で勉強大嫌いな私は、勉強に身が入りませんでしたが、何とか1年で浪人生活を終えることができました。とはいえ入学した大学は決して名門ではなく全国では広く知られていない大学です。

 

大学生活では、その後に控えた就職を睨んで部活に入るわけでもなく、資格の勉強をするでもなく、サークルに入ってただ遊ぶ4年間を過ごしました。従い当然ながら成績は悪く、留年せずに卒業できるギリギリのラインでした。

 

大学の授業でTOEICの模擬試験を受ける機会がありました。最初の数問には取り組みましたが、集中力がなく問題を解くのが面倒になり放棄して残りの時間は寝ました。当然ですが試験の結果は採点不能です。

 

ギリギリですが大学を卒業できそうだったので、就職活動を始めました。しかし当然怠け者の私は就職活動もやる気が起きません。周りは筆記試験の勉強を始めたり、セミナーに行ったりと準備を始めていましたが、私は一切やりませんでした。

 

とりあえずリクナビに登録をして、具体的な希望業界や希望業種もないままに聞いたことのある企業にチェックを入れました。ただ人気企業では面接に進むための説明会にも参加させてもらえません。大手企業は面接前の書類選考やWeb筆記試験で落とされてしまいます。大手でなくとも書類は通っても、筆記試験対策をしていない私は筆記試験で落とされてしまいます。

 

実力は一切なかった私ですが、この時に人生一番といっても過言ではない運を使い、現在勤めている会社の面接にこぎつけました。ただ一次面接の後に通常の筆記試験とは別の英語に特化した筆記試験を受けさせられました。TOEICに似たようなものでしたが、当然対策はしていないので、スピードにもついていけず、内容も全然わからず、通常であれば放棄する状況でしたが、そんなわけにもいかずとりあえずマークシートを全て埋めました。

 

二次面接には呼ばれないだろうと諦めていましたが、なぜか進むことができました。しかしその二次面接で面接官から言われたのは「君、英語の点数がひどいな・・」でした。「ちょっとその時は頭痛がありまして」なんてヘタな言い訳をしてももう手遅れだろうと思い、「てへへ」と苦笑いするしかありませんでした。

 

もう絶対最終面接には進めないだろうと思っていましたが、なぜか最終面接に進みました。緊張のあまり何を話したのかほとんど覚えていませんですが、その数週間後に内定を貰いました。間違いなく数人の本命が内定辞退したのでまわってきたのだと思います。今考えても奇跡だと思います。リーマンショック前で景気が良かったこともラッキーでした。

 

内定をもらった時点で入社まで約一年ありました。その時の英語の実力では入社後に苦労するのは目に見えていたので、勉強をしようと決めました。しかし過去に勉強をしようと決心したことは何度もありました。さすがにもう自分自身のことを良くわかっていました。勉強すると決心できても、実際に勉強をすることはできない。私はとてつもない怠け者なのです。

 

案の定、入社後の研修で受けさせられたTOEICの模擬試験では満点レベルの同期達の中で私は400点台というひどい点数をたたき出しました。

 

業務にて英語を使うことはありました。ただメールでの読み書きだけであれば、インターネット上の英語例文サイトや翻訳サイトを使えば、英語が苦手でも仕事はできてしまいます。問題は英語を聞く、話すです。リスニングとスピーキングが苦手なのは、よく言われる日本の英語教育の問題点です。

 

当時は、日本人が話す英語すら言いたいことを理解できなかったので、外国人が話す英語など全く聞き取れませんでした。

 

このままではまずいと思い、ビジネスで通用するレベルまで英語の実力を上げる事を決心します。ただ決心は過去に何度もやりました。決心だけで実力が上がらないことは知っていたので、お金をかけてみることにしました。

 

最初は自身で費用を支払いますが、通信教育で毎週課題をクリアしていき、数か月間後に全ての課題を達成できれば、会社がその費用を負担してくれるというプログラムです。

 

いざ始めてみましたが、三週間ともちませんでした。自分自身の怠け者レベルが非常に高いことを悟りました。

 

しかしその後、とてつもない怠け者として、怠け者なりの英語勉強方法を考え試行錯誤し、英語の実力を少しずつ上げて、アメリカの駐在員に任命されるところまできました。

 

現在アメリカに住んでおり、日常生活や仕事において、英語での話す聞くは当たり前になっています。しかしながら人が話す英語を全て完璧に聞き取れているかといえば全くそうではなく、聞き取れずに聞き返すことも多いです。スピーキングにおいても、語彙力はなく言い回しもうまくないので、相手からすれば違和感たっぷりの英語を話していると思います。

 

それでも相手の言いたいことを理解する、こちらの言いたいことを伝えるという本来の英語の機能を駆使し、最低限のコミュニケーションを取ることができるようになりました。

 

基本的に英語の先生と言われる方々は、海外での生活経験や留学経験があったり、あるいは昔から勉強ができて良い学校を出ていることが多いと思います。従い、誰もが自分と同じように継続的にまじめに勉強すれば、英語の実力は上がるという前提で指導していると思います。

 

しかし私のようなとてつもない怠け者は、頭では理解しても体が勉強を避けるのです。そんな怠け者でも、少し時間はかかるかもしれませんが、意識や考え方の少しの工夫をすることで、英語の実力を上げることができます。

 

今回は私の英語の実力について書きました。

次回以降、具体的にどのように英語の実力を上げるのかについて、書いていきたいと思います。